はじめに
《翔天妖精レチア》が可愛かったので使ってみようと思いました。
最初はシータメイデンに入れて遊んでいたのですが、あまり強くなく悲しみを覚えました...が、しかし。《ダイヤモンド・ブリザード》と組み合わせてみると強い強い!
なんとレート1640を記録することができたので、記念に記事に残します。
今回はデッキレシピを2パターン用意しました。(1)が初期バージョンで、(2)が改良バージョンです。
もくじ
デッキ
(1)
(2)
概要
速度はそのままに、《翔天妖精レチア》の加入によって安定感とリカバリー力が大幅に向上した赤緑ブリザードです。
具体的に何が変わったのかというと、レチアを採用したことで《雪溶妖精シャーマン・メリッサ》と合わせてマナ変換能力持ちが8枚体制になりました。(リップルも採用すれば最大12枚)マナ回収能力を持つ《ダイヤモンド・ブリザード》と組み合わせることで、途切れることなくウィニーを投げつけていくことが可能になっています。
また、レチアが火マナを出せる為、スノーフェアリーを大量に採用しつつ《襲撃者エグゼドライブ》などの火のカードを無理なく使うことが可能になっています。
唯一して最大の欠点は《レチア》がタップインすること。《ブリザード》による大量展開が途切れてしまう可能性を常に頭に入れて回す必要があります。
プレイングメモ
天門
ボルカニックアロー、ファイアーバレットは出来る限りキープ。どれだけ展開してもバルホルスを破壊できなければ勝てません。
基本的に相手の盾が強いかどうかの戦いなので、手札からの妨害がない序盤に殴れるだけ殴ります。(幸い、マナ加速等に枠を割き盾が弱めの型が増えている)
その際、《ブリザード》で大量の手札を抱えていることが望ましいです。何故なら、《血風聖霊ザーディア》が一度着地するだけで盤面が半壊するから。再展開ができなければほぼゲームセットです。
殴り方ですが、《ザーディア》の火力を受け付けない《ポレゴン》と《エグゼドライブ》を優先的に動かします。逆に残すのは《バルホルス》を乗り越えられる《サエポヨ》。
ハンデスボルバル
《ブリザード》が引けないと苦しい戦いを強いられますが、引けさえすれば《レチア》の加入もありごり押しできます。マナと場を行き来させて相手の除去を枯らしてしまいましょう。手札を枯らさないことが重要なのでマナチャージは慎重に!
全体火力が飛んでこない序盤は手元にあるスノーフェアリーをどんどん並べていってよいですが、注意すべきは後攻2ターン目。《ファントム・バイツ》をマナ加速に利用する為《メリッサ》か《レチア》を優先的に出してください。
《憎悪と怒りの獄門》には注意。このデッキは白緑ブリザードより柔いのでカウンターを食らいやすいです。余裕がある時は相手の盾を残す立ち回りも考慮してみてください。
どうでもいいんだけど、エターナルゲートの処理が一瞬すぎて笑ってしまう
デスフェニックス
積極的に攻めていける有利な相手です。こちらのウィニーがパワーラインで勝っている為、殴ることは苦ではないでしょう。トリガーを複数枚引いた上でブロッカーを並べられると厳しいかな?という印象です。やはり《憎悪と怒りの獄門》は怖いですが。
展開する際のポイントは2000クリーチャーかレチアメリッサを優先的に召喚すること。《サエポヨ》は手打ち《ピアラハート》に取られてしまいますからね。
《ボルカニック・アロー》をハンドキープしておくと《神滅翔天ザーク・ゼヴォル》や《コッコ・ルピア》、各種ブロッカーを燃やしていけて便利です。
特に《ザーク・ゼヴォル》と《ボルシャック・バディ・ドラゴン》は、放置しておくと《ガルザーク》の強化に繋がってしまうので破壊するのが丸いです。《ガルザーク》の馬力はぶっちゃけ《デスフェニックス》よりも脅威...!
ナーガ
《貴星虫ドレイン・ワーム》の存在がある為、デスフェニックス対面同様に2000ラインのスノーフェアリーもしくはレチアメリッサを優先的にプレイすることが大切です。
軽量ブロッカーの《妖蟲麗姫ドナ》が面倒ではありますが、物量で押し切っていけるでしょう。オーソドックスな青黒型であれば決して不利ではありません。最悪《ボルカニック・アロー》で進化を遅らせられる点も良いですね。
しかし、ドロマー型は苦しいです。盾が厚くなっている上、《蛇魂王ナーガ》と《天使と悪魔の審判》の組み合わせで盤面を一気に奪ってくるという...(《ナーガ》は手札に待機している《エグゼドライブ》にも触れてくる化け物なので、一度嵌められると切り返しが極めて難しいです。)
WS
運が絡む不利対面です。戦いたくありません。(このブログ、いつもウェーブストライカーに悩まされてるな...)
というのも、この相手への攻め方が殴り返しや除去を貰う覚悟で削り続けるか、打点を溜めに溜めてワンショットするかの二択となるのですが、《命運の伝道師ラミエル》や《炎神兵ゴリアック》がいるので後者のプランが成立しづらいんですよね。こちらには《エグゼドライブ》がいることもあり、基本的には削りプランを取ることになります。
その際、どうしても圧倒的な盤面差ができてしまうので、《ホーリースパーク》での切り返しがほぼ必須になってくるんですよね...
WSとマッチングしてしまったら、気合いで盾に《スパーク》を埋めてください。
勿論、こちらのプレイングでケアできるものはしっかりとケアしていくことが望ましいです。例えば《シェル・チャーチ》、こいつは横に展開することでダメージを緩和できます。
速攻(赤白、ブリザード、メイデンetc)
速攻デッキにも種類がありますが、どの対面と戦うにしても「盤面のクリーチャー数と自分のシールド残数を常に意識して立ち回る」ことが大切になってくると思います。一見有利な状況でもトリガー1枚であっさり負けたりするのがこの相手の恐ろしさ。
特にこのデッキは防御札に乏しい為、速攻デッキだからと思考停止で殴るのはNG。
「ここで《アクア・サーファー》を引いたら次のターンに負けるから、一旦止まるべきだな」
「ここは盤面処理を優先して、次のターンでジャスキルを狙う方が裏目がないな」
「もうどうしようもないから、《スパーク》があると信じて盾を削ろう」
などなど、一手一手考えてプレイできると良いかなと思います。難しいですけどね...
テクニックとして、相手がマナに置いたカードや召喚してきたカードをこまめに確認するというものがあります。
デッキタイプの特定は勿論、相手のシールドの中身をある程度絞ることにも繋がりますので、よろしければ。
採用カード
火炎流星弾
(1)の型にのみ入っている定番のブロッカー除去。このカードが使えるのは赤緑の特権ですね。
《悪魔聖霊バルホルス》を燃やせるというだけで非常に強いカードなのですが、トップで引いたときの腐りやすさと範囲の狭さが気になり私は抜いてしまいました。《剛撃聖霊エリクシア》と《エクストリーム・クロウラー》が破壊できない...
現環境では重さを考慮しても《武神兵ファイアー・バレット》の方が強い印象です。
冒険妖精ポレゴン
ご存知1コストスノーフェアリー。打点としても進化元としても優秀です。
スナイプ・モスキート
(1)の型にのみ入っているウィニー。《ブリザード》を回収でき、《メリッサ》や《レチア》ともシナジーしているナイスカードです。
単純に1コスト8枚体制になるのも強力で、デッキの攻撃力が大きく変わります。
しかし、《ブリザード》のCipの威力を落としてしまう点が重く抜けてしまいました。
ボルカニック・アロー
防御札としての性能は最悪ですが、手打ち除去としては破格の性能。かなりの汎用性があります。
このカードの強さに気付けたのが最大の収穫かもしれません。
愛嬌妖精サエポヨ
うるさいことに定評がある妖精。
1000火力が環境に蔓延しているという悩みはあるものの、スノーフェアリーの中でもスペックが頭一つ抜けているので不採用はありえませんね。
盾から出る《ファントム・バイツ》や《バースト・ショット》を無効化したり、大きめのクリーチャーを殴り返したりできるのはやはり頼もしいです。相手の《ダイヤモンド・ブリザード》や《永刻のクイーン・メイデン》を二体展開で上から取れるので速攻ミラーでも力を発揮しますね。
《悪魔聖霊バルホルス》を踏み潰せるのも最高。
殴るデッキ相手には《サエポヨ》、除去が多いデッキには《レチア》と使い分けていくと良いかと思います。
雪溶妖精シャーマン・メリッサ
破壊されるとマナへ行く妖精その1。
ブリザードやモスキートとコンボして何度も場に舞い戻ることができるので、このカードは実質モヤシです。
ぐるぐる回して相手の除去を枯らしてしまいましょう。
翔天妖精レチア
4枚目以降の《メリッサ》。同時にデッキの色バランスを整えているカードでもあります。
前述の通りタップインする点が重いので運用には注意!手札に複数枚抱え込まないようにしてください。早い段階で場かマナへ。《ブリザード》の効果で落ちるのはもう仕方ありません。
参考までに、私は《冒険妖精ポレゴン》を引いていても、初手は《レチア》をマナに置いています。(先攻時。後攻時は手札と相談)
薫風妖精コートニー
スノーフェアリーのカサ増し。
1000火力でやられない点が魅力です。
マナ染色効果は特に生きませんでした(手打ちスパークが視野に入るようになるかな?と思ったのですが、そんなシチュエーションはありませんでした...)
襲撃者エグゼドライブ
本デッキはマナが溜まるので2枚出しも視野に入れて戦えます。
殴り返しを受けないSAは本当に強いですね。
純潔妖精コスモス
STスノーフェアリー。手打ちのしやすさから、リップルよりこちらを優先。
ダイヤモンド・ブリザード
いつになっても環境デッキ。なんなんだこいつ...
ブリザードデッキの弱点として「《ブリザード》が引けないとグダる」というものがありますが、このデッキの場合はちょっとパワーラインが低い赤緑速攻になるだけなので割と勝てたりします。赤緑ブリザードのいいところかもしれませんね(本当か?)
春風妖精リップル
破壊されるとマナへ行くコスモス。
元々はこれ抜きで回していたのですが、盾をもう少し厚くしたいなと感じピン採用。
一応、ここを4枚目の《ホーリー・スパーク》にすることができますが、それをやってみたところ事故が多発...
ホーリー・スパーク
最強のカウンター札。このカードがあるだけで詰まされる危険性が大幅に下がります。
武神兵ファイアー・バレット
(2)のレシピに入っている秘密兵器。大型ブロッカーを出して安心している相手を粉砕します。
重くない?と思われるかもしれませんが、従来のブリザードよりマナ変換カードが多いので割とすぐに出せます。
終わりに
回してみて、テンプレの地位を確立した白緑ブリザードや青緑ブリザードと並ぶスペックはあるように思いました。
今後、もっと強いプレイヤーさんがこのデッキを開拓してくれたら嬉しいです。
参考
mikegamo.hatenablog.com