今回のシナリオは大筋だけみれば考察するようなものではなかった。「雛見沢症候群」や「末期症状」について知っていれば、畠山さんの事件、公由家の事件共に不自然な点はなかったからである。
気になるのは細かい点。
考察
・チサトが過去に失った"夏美そっくりな人"について
→わからない。
・チサト、タマコの変貌
→想い人を取られた嫉妬だと思うが…症状が進行していた夏美視点で過剰な変化に見えていただけだと思う。
・公由家惨殺事件の全貌
→tipsがあるとはいえ、おばあちゃんの死があまりにも唐突。暁と夏美がデートした日にはとっくに亡くなっていたのか?
→→夏美の精神状態を見るにそう思った方が自然?最も、畠山さんの一件も相当なショックのはず、ちょっと断言できない。
・公由家惨殺事件の最中、長時間に渡り電話を鳴らし続けた相手は誰?暁?
→暁であればその後公由家に来たことは納得できる。そうなると、鍵がかかっているはずの家に何故入れたのか?という疑問が生まれるが…
・公由家惨殺事件の際現れた暁は本物?
→夏美母に負傷させられたにもかかわらず、エンディングで普通に登場する。上述の件もあり、実は夏美が見た幻覚?
夏美が病院にいた日に夏美母がおばあちゃんを殺害、帰宅後にそのことを打ち明けられる。
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一家で死体を隠すも、発見されて捜査が始まってしまう
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ニュースを見て錯乱した母が父を殺害、夏美との揉み合いの際に死亡。夏美は父が亡くなったあたりで末期症状を迎えた?
アルバイトの秘密を母に問い詰められ、非難された時の描写が不可解。ここでおかしくなった可能性も捨てきれない。
こんな感じかな?
憑落しと比べると、謎は少なく感じた。描写された情報だけで、一応全ての辻褄は合ってしまうので。
ちょっと感想
わたしは「夏美編」を一切知らないで今回のストーリーを読みました。完全に初見です。
細かい謎や矛盾を見つけるために、一度と言わず何度も読み返したい、と読む前には思っていたのですが、無理でした...()
話が重すぎるんです。女の嫉妬、家庭崩壊、殺人描写...祟殺し編に並ぶくらい読んでいて辛いものがありました。文字媒体でなかったら、とても直視出来ない内容だったと思います。読んだあとかなりブルーになってしまい、ラブライブのドラマCDでお口直しをしないと眠れませんでした。ありがとうラブライブ
ただ、内容は面白いです。「大災害がもたらす悲劇」という本編にない切り口から生まれる物語は一見の価値あり。ちなみに、何回も声優の本気を見ることができます。公由親子やべえ。
次回