やっと明確な採用理由を持って彼を使うことができた
構築
概要
2色構成のヒューマノイドビートダウン。
一見大型進化クリーチャーで豪快に攻めるデッキに見えるが、実際はメタビート寄り。《オニナグリ》、《鬼丸爆》の両方を出さない試合も多い。
ヒューマノイドの層が厚くなったことにより、これとは全く違うデッキになった。
環境的立ち位置が比較的良い。
現ND環境は大きく分けて、
青白リキピ、オラクルのような横展開して圧殺するビートダウン
刃鬼、4cヴィルヘルムのようなターボデッキ
祝門、アガサ天門のような受けに優れたデッキ
墓地ソース、アウトレイジのような継戦能力の高いビートダウン
の4タイプに分けられるが、《オニナグリ》《キクチ》《エンターテイナー》を自然と採用できるヒューマノイドはこの中の上3つに対し勝ちパターンがある。
墓地ソースが非常に重いのが懸念点だが、《鬼丸爆》を走らせることでワンチャンスある(後述)ので妥協している。《コンクリオン》や《オリーブオイル》入りも試したが、下手に墓地メタを積んでも勝てないと悟った。
特筆すべきは《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》だろうか。
癖はあるが《モエルゴー》でサーチできるクリーチャーとしては頭一つ抜けて強い。
加えて、《鬼丸爆》と合わせてなんちゃって世紀末リリィができるので映える。YouTuberにおすすめの組み合わせである。
弱点は個々のカードパワーの低さ。適切なカードをプレイ出来ないとボコボコにされがち。
立ち回り
VSリキピ、オラクルなど
《オニナグリ》で相手のウィニーを根絶できれば勝ち、できなければ負けの対面である。速度負けしないよう《ヒバナ》《トップギア》を積極的に出していきたい。
注意点は《オニナグリ》を盤面に維持し続けること。不意の《アクア・サーファー》などを貰わないよう、殴り方に注意する。迷ったら《オニナグリ》以外では殴らない方が良い。
《コダマンマ》は相当手札が酷い時を除き出すのを控える。
VSターボ
《キクチ》と《エンターテイナー》を立てるゲーム。《コダマンマ》を使い全力で探しにいこう。先手2→4をされると《キクチ》が出せても怪しいのは内緒である(やっぱり《リュウセイホール》が強すぎる)
ワンショットできる相手ではないので、上記メタクリを複数展開し序盤から刻んでいくのが理想。特に《エンターテイナー》は2体並べることで《永遠のリュウセイカイザー》をも無視できる優秀なアタッカーとなる。
シールドを0にしてしまえば耐久されても《ヘヴィデスメタル》で貫通できる。コスト軽減能力があるため《ヴィルヘルム》のランデスも致命傷にはならない。
本当にどうしようもない時は《鬼丸爆》を立ててなんちゃって世紀末リリィをしよう。私は一度も成功したことがない。
祝門
一瞬でゲームが終わるケースと死ぬほど長いゲームになるケースがある、胃が痛くなる対面。
前者は4t《チャーマジュン》を《オニナグリ》で焼きつつシールドを詰める展開になった時だ。こうなると後戻りできないため《祝門》のやる気がないことをひたすら願うしかない。幸い動き出した《オニナグリ》は《陰謀》も《エタガ》も《デスゲ》も食らわないため、場持ちは良い寄り。
ハンデスでこちらの足を止められると後者の展開になりがち。《モエルゴー》《エンターテイナー》で牽制しつつ《デスゲ-ト》を撃ち合う、さながらコントロールミラーのような渋いゲームが始まる。しんどい。
墓地ソース
基本的に勝てないので、ご都合貫通ルートだけ記載しておく。
3tモエルゴー、進化獣サーチ/相手ルーター、1点
4tオニナグリ、盤面破壊しつつ2点(相手墓地MAX6)/相手クロスファイア等
5t鬼丸爆、相手シールド割り切り。相手の攻撃をトリガーで耐える
6tフィニッシュ
《鬼丸爆》がハマれば《クロスファイア》の殴り返しや《キューブリック》のバウンスを無効化できる点に着目したゴリ押しルート。
繰り返すがこれはご都合ルートである。このレシピで安定して《鬼丸爆》を場に残すことは不可能だし、4t目に《キューブリック》を刺しこまれるだけで《鬼丸爆》の着地は成立しなくなる。
カード紹介
コダマンマ
3ターン目に《キクチ》が出せれば勝てるのになー!という試合があまりにも多かったため、2ターン目に《キクチ》を探せるカードとして採用したが、実際に《キクチ》を掘り当てたことは無い。
ドロソとして無難に強かったので良しとする。手札補充が《モエルゴー》だけだと7コスト帯まで伸ばすのが結構厳しかったりするのだ。
(7はヒバナオニナグリや撃滅、弾丸を出せる重要なライン)
初動1。
《オニナグリ》を仮想敵に間に合わせるために必須。
自身が進化元になる点で《トップギア》に勝る。
初動2。
《オニナグリ》を仮想敵に以下同文。
《エンターテイナー》や《ヘヴィデスメタル》のコストを下げることができる点で《ヒバナ》に勝る。
《トップギア》の採用は、
27-11 でADマスター到達!
— 3rd (@Re_Code3rd) 2023年8月21日
使用デッキは赤黒オニナグリで最大8連勝
・トップギアを採用した事による初動とメタカードの再現性の高さ
・カシラの盤面破壊で柔軟に環境対面で勝ち筋を作りやすい
リキピやライゾウ見つつ、他のデッキにも勝ちたい方に是非お勧め!
強かったぜカシラぁっっ! pic.twitter.com/l40gbcCOk0
こちらの構築を参考にさせていただきました。
ありがとうございます。
キクチ
マナ加速や光臨、ホネンビーなどを妨害できるすごいヒューマノイド。
モエルゴー
デッキの潤滑油。ヒバナ→これ→オニナグリの流れは非常に美しい。
今までは進化でないハンターを探索する効果が腐りがちだったが、《HDM》という爆弾の登場で覚醒した。
このデッキでは、
ヒバナ、モエルゴー、HDM
オニナグリ、鬼丸爆
を探索できる。
エンターテイナー
刺さらない対面は墓地ソースくらいと言っても過言ではないスーパーカード。何故なら、環境デッキは総じてずるいからである。
オニナグリ
数ターンに渡ってウィニーをおさえこむヒューマノイドの斬り込み隊長。
能力もさることながらパワー7000が極めて優秀。パワー7000は進化リキピに取られず、《キナコ》のパワー低下も届きにくい絶妙な数値なのだ。
シールドトリガーの皆様
元々はデスゲート4スクラッパー4の配分だったが、《スクラッパー》は《オニナグリ》と役割が被ることを考慮し2枚《ハンド》にさしかえた。
《5000GT》や《G・イズモ》など、《ハンド》でなければ取れないカードが増えてきているのでこの変更は正解だったように思う。
鬼丸爆
除去に強い大型フィニッシャー。
本デッキのヒューマノイドは22枚。補完としての採用なのでギリギリ許せるラインかな…と思っている。
弾丸リュウセイ
ターボデッキに刺さる大型クリーチャー。必須ではないがあると役に立つことがある。
一度このカードを投げて勝ち確…という試合があったのだが、デュエプレが落ちて負けてしまった。
世紀末HDM
リセットボタンでありフィニッシャー。味方と合わせて殴り切る運用が難しいのが玉に瑕だが、このカードはあくまでも不利な状況を打開するカードなのでそこまで気にならない。
《モエルゴー》がこれを引っ張ってくる絵面が面白すぎる。
竜極神
倒れたヒューマノイドを蘇生したり、《キクチ》で妨害した後にランデスで詰めたり。今でも強力なカードである。
ゴッドなので《HDM》の滅亡の光に巻き込まれないが、2体が揃ったことはない。
関連リンク