前原メモ

あまり役に立たないゲームブログ ほぼデュエプレ

【デュエプレND】光臨イエスリリィの書【実戦編】

構築

 

f:id:chikanzya:20230716154716p:image

 

構築の詳細や作った経緯などは詳しくはこちらをどうぞ↓

www.maebarasenuta.com

環境デッキ相性

 

f:id:chikanzya:20230716184559j:image

 

相手のカウンターを受け流す・カウンターの出力を抑えることに長けている構築故、ビートダウンデッキであるにも関わらず門系のデッキに強い。

反面、動き出しが遅いかつクリーチャー初動なので除去でテンポを取りつつフィニッシャーを叩きつけてくるターボデッキには弱い。※

※正確にはエクストラターンでトリガーをケアしてくる《鬼丸覇》が重い。ゼニスなどは《リリィ》がいれば割とどうにでもなる。

 

各対面の動き

 

頻繁にマッチングするデッキタイプについて記述。あまり対戦機会がない対面は書けない。ご了承頂きたい。

 

祝門

 

f:id:chikanzya:20230718171403p:image

3ターン目オラクルからスタート。優先度は基本的に《フリル》=《ミョウガ》<《カリーナ》。後手かつ《リリィ》手打ちが見えている場合は逆転する。ここでオラクルを立てることで《チャーマジュン》に《キナコ》を合わせることが可能となる。

1〜2ターン目のマナチャージは出来るだけ《デーモン・ハンド》を選択し、コントロールデッキ感を出す。こうすることで《学校男》のチャージを誘うことができ、3コストオラクルの保護に繋がる。

祝門には《特攻人形ジェニー》が入っていることがあるので、先攻2ターン目に《イエス》や《ジェニー》を使うのは非推奨。(後手であれば使って良い)

 

《リリィ》を立てなければ始まらないので《カリーナ》は積極的に動かす。《カリーナ》以外のウィニーは《リリィ》が立つまで動かさない。(ただし、《イエス》を早期にクロスできた場合は手札と相談して刻むこともある)これは不意の《ダークネス》などで《リリィ》をハンデスされる可能性を減らしたり、《チャーマジュン》《ブラックオブライオネル》を与えないためである。

f:id:chikanzya:20230718165937p:image

こうなれば勝ちは近い。仕込まれた《祝門》は《リリィ》や《イエス》があればどうとでもなるので後に残そう。

 

《リリィ》が立ったら無駄なマナチャージを避け、堅実に盾を詰めていく。《フリル》で手打ち《祝門》を遅らせられることもあり、トリガー《祝門》が無ければぬるっとゲームが終わることも多い。

《祝門》を踏んだ場合は複数のブロッカーを除去呪文+《リリィ》で突破するゲームとなる。《スパーク》があれば雑に勝てる他、《シャイニーホール》+《プリン》でもブロッカー2体を無力化できる。

ハンデスを考慮し6マナまで伸ばせると理想。

 

ここまでの内容で察した方もいるかもしれないが、実はこの対面において《イエス》は必須ではない。勿論あると攻撃のリスクが減ったり相手の特攻に保険をかけられたりはするのだが、引けなくても腐らなくて良い。

 

f:id:chikanzya:20230718170436p:image<あれば最高なんだけどな!

 

負けパターンは《学校男》などでこちらのテンポを阻害されての《チャーマジュン》による大量展開。《アルファリオン》が着地したらトリガーで切り返すことは出来ない。

《ブラックオブライオネル》の連打も苦しい。

 

リキッドピープル

 

f:id:chikanzya:20230718171423p:image

《イエス》展開または《学校男》や《ジェニー》による妨害からスタートし、そのまま3コストオラクルに繋ぐ。(理想は勿論《カリーナ》)その後はトリガーや殴り返し、ハンデスを駆使して相手のリソースを削る。

《ジェニー》と《イエス》どちらを優先するかは諸説あるが、私は先攻なら《イエス》、後攻で3ターン目《ジャバジャック》が見えている時は《ジェニー》を優先する。《イエス》を2ターン目に置いておくメリットは大きいが、先3《ジャバジャック》は看過できない。

 

相手の動きが鈍ったら《リリィ》に《イエス》をクロスして無敵ブロッカーを生成、後はイエスリリィをアンタップ状態で維持しつつ刻んでいく

絵面は地味なことこの上ないが、これこそがvsリキピにおけるゴールである。イエスリリィは《ヴィルヴィス》も《スーパーパラディン》も許さないため上手く回せばカウンターを許さない。

 

基本的にジリジリと追い込んでいく対面だが、トリガー《デモナ》と《イエス》が揃うと一気にゲームをこちら側に傾けることができる。《イエス》をつけたサイキック・クリーチャーは6000ラインを超えるためハンデスしつつ進化リキピを殴れるのだ。

 

シューゲイザー

 

f:id:chikanzya:20230718171449p:image

デアリカラーのシューゲイザーは比較的戦いやすい相手だったのだが、光入りの構築が主流となったことで面倒になった。

《プリン》《スパーク》と《リリィ》に有効なシールドトリガーが多く、返しの出力も狂っている。

 

この対面に勝つには《カリーナ》始動とシールドトリガーが必須。幸い光臨を妨害してくる《エンターテイナー》やエンジンの《四つ牙》は《キナコ》で破壊できるため、理想ムーブができれば《シューゲイザー》着地前の攻防では気持ち有利だ。※パワー低下による除去なので《ヨーデル》貫通

シューゲイザー》着地前に出来るだけアドバンテージを広げ、相手のワンショットをシールドトリガーで止めて殴り切り…というのが基本プランとなる。

最も、上手いプレイヤーはこちらのウィニーが揃った状態でワンショットを決める動きは狙ってこない。《キリュージルヴェス》を上手く使い広がった盤面差をリセットしてくる。(頼みの《リリィ》も破壊こそされないが《プリン》が止めてきたりする)

 

そこで大切になるのが《シャイニーホール》のハンドキープである。

ご存知の方も多いかもしれないが、《エンターテイナー》下で《ギャラクシー》を出すと即座に覚醒しスピードアタッカーのダブルブレイカーとして運用できる。

前回の記事で触れた、《学校男》+《ギャラクシー》プランも適宜使っていく。

 

墓地ソース

 

f:id:chikanzya:20230718171509p:image

先攻であれば3コストオラクルから、後攻であれば2コスト妨害カードからスタート。光臨や《フリル》のドローを活用し《リリィ》と《イエス》をバトルゾーンに準備する。動きとしてはVSリキピと似ている。

f:id:chikanzya:20230720054118p:image

これは《5000GT》をケアする行動に他ならない。《5000GT》はこちらのウィニーを機能停止に追い込む恐ろしいクリーチャーだが、同時に相手側のウィニーも根絶してしまう。故に、無敵ブロッカーがいれば《5000GT》とお見合いさせるだけで数ターン遅延できるのだ。

f:id:chikanzya:20230720054108p:image

この間に《5000GT》を破壊できる除去札と2枚目以降の《リリィ》《イエス》を用意して場を再構築するのがゴールといえるだろう。相手が積極的に山を掘ることに付け込んでライブラリアウト勝ちを狙うことも多い。

 

《5000GT》を使わずにウィニー+《クロスファイア》で叩いてくるタイプも基本は同じ。イエスリリィが《クロスファイア》に対しても壁として機能するため、トリガーを併用しながら相手の戦力を少しずつ削いでいく。

ただ、問題なのが《ロビー》だ。除去が困難かつ手札補充をしてくるため、こいつが絡むと耐久戦が成り立たなくなってしまう。ドロンゴーされないことを祈りながら殴り返しをするしかない。

幸いこちらは《イエス》で手札を落としつつ《ロビー》を殴れるため、若干の希望はある…のだが、ハンデスで《キューブリック》を落とすとゲームセットである。相手がマナに水以外のカードを埋めてくれると笑顔になる

 

ターボ系

 

f:id:chikanzya:20230718171535p:image

《鬼丸覇》という、最強最悪のフィニッシャーを採用している苦手な相手。マナ差を広げられての《鬼丸覇》、耐久されての《鬼丸覇》二つの負け筋がある。(相手が《刃鬼》の場合は《刃鬼》から《鬼丸覇》にアクセスされる負け筋もある)

シンプルに2→4マナブーストから《N》や《リュウセイホール》を撃たれるのもキツイ。

 

理想は《ジェニー》スタート。手札を枯渇させ、グダることを狙う。《永遠》が出てきても《学校男》で処理したり光臨のサポートにしてしまえば良い。

出すオラクルは基本的に得られるアドバンテージが大きい《カリーナ》優先。返しで《吸い込むなう》を撃たれたら《フリル》を出せば《リリィ》の手打ちまでは確定する。

闇入りで先攻2→4マナブーストをされた場合のみ《ジョーカー》連打ケアで《フリル》や《ミョウガ》を優先する。

 

《リリィ》が着地してからは除去を絡めつつビートダウンに移行するが、単体では遂行速度に難があるため《リュウセイホール》や《吸い込むなう》が効かない2体目以降の《リリィ》や《ギャラクシー》を積極的に立てていきたい。呪文詠唱を妨害する《フリル》を連打するのもそこそこ強い。

尚、この動きはそのまま相手のエンドカードである《ヴィルヘルム》《ウェディング》《VAN》を無効化する手段となる。

f:id:chikanzya:20230717085054j:image

除去を受け付けない為、《プリンプリン》以外でイエスリリィを突破することは困難を極める。《マドンナ》を使ったことがあればこの粘り強さがわかるだろう。

 

シールドの割り方は大きくわけて2パターン存在する。

1つは《イエス》をクロスして少しずつ攻めるというもの。これは主に劣勢時に使う割り方で、逆転のきっかけとなるカード(だいたい《鬼丸覇》)を与えないことを目的としている。

f:id:chikanzya:20230717085305p:image

マナがあっても手札が1枚なら出来ることは限られる。この試合はトップ《バベルギヌス》で負けたが…

 

もう1つは小型ウィニーを絡めて一気に複数枚のシールドを割るというもの。これはこちらが押している時や敵マナが7〜8の時に、相手にタイムリミットを与える目的で多用する殴り方である。10マナ貯まったら《鬼丸覇》が出てくる以上仕方ないという話もある。

この動きをする際は、できればイエスリリィをギリギリまでアンタップ状態で残しておく。これは大量の手札が入る相手に1ハンデスしても旨みが少ないことと、トリガーマナブースト+《鬼丸覇》を少しでもケアすることが目的である。

 

リストを弄る場合

 

自分では採用に踏み切れなかったが、このカードを採用するとこの対面の勝率が変わりそうだなというカードが幾つかあるので紹介する。

勿論、私が見落としているだけで他にも候補カードはあるかもしれない。

 

サプライズ・ホール

 

f:id:chikanzya:20230718170644p:image

ボンクラさんが積んでいた軽量超次元呪文。トリガーを傘増ししつつ《イエス》のバリューを上げる優秀なカードである。《パックン》を出せるため《フリル》8枚耐性になると言い張ることも出来なくはない。お嬢様こと《シャンメリー》の生成にも関与できる。

《サプライズ》の素晴らしいポイントは《イエス》と組み合わせることで《ジャバジャック》や《ガネージャー》をトンカチできる可能性があるところにあるだろう。3コストオラクルのパワーが1000〜2000なので、非常にありがたみがある。

問題は《サプライズ》は《キナコ》の火力範囲拡大に貢献しないこと。私はこの点が気になりオラクルである《ミョウガ》に枠を割いたが、ビートを重くみるなら積むと良いだろう。

 

戦いやすくなる対面:リキピ、速攻系

 

マントラヴォスラディッシュ

 

f:id:chikanzya:20230718170813p:image

祝門やルドルフ天門への優位性を絶対的なものにしたい場合に採用する。MRCとも戦いやすくなる。光臨で捲れても強いので使用感は良かったが、枠がない。

 

戦いやすくなる対面:祝門、ルドルフ天門、MRC

 

インガキルト

 

f:id:chikanzya:20230718170840p:image

光マナ枚数が若干不安かつトリガークリーチャーが欲しい場合に採用を検討できる…が、黒白でデッキを組んだ場合、光マナが不足することはおそらくない。《サーファー》や《イズモ》をタッチ採用した場合に恋しくなりがち。

実は自分のクリーチャーを寝かせることができるため《カリーナ》の光臨に貢献出来る。決めたことはない。

 

戦いやすくなる対面:なし

 

リバイヴホール

 

f:id:chikanzya:20230718170912p:image

NDでたぶん唯一の「闇でスピードアタッカーを生み出せるカード」。終盤の押し込みに便利である。

私は長らく確定枠だと思っていたのだが、《学校男》+《シャイニーホール》のパッケージを知って考えを改めた。

《学校男》を使いまわせるなど汎用性はあるので優秀なのは間違いない。

 

戦いやすくなる対面:ハンデス

 

アクアサーファー

 

f:id:chikanzya:20230718170935p:image

大型クリーチャーに触れるクリーチャートリガー。バウンスという性質から《ロビー》や《ルドルフ》といった破壊に反応するクリーチャーに強い。

私がオラクルの研究(?)をはじめた当初は《ロビー》を使った赤青アウトレイジが人気を博していた為採用価値が高かったが、今はそうでもなさそうである。

 

《クロック》と比較されがちなカードだが、個人的にはこの形のオラクルに入れるなら《サーファー》一択だと考えている。

理由は前記事の《DNA》の項に記述したものと概ね同じ。「《クロック》は手打ちして突破口を開けるカードではない」からだ。リソースがカツカツのデッキに、受けるためにしか使えないカードを採用すると弱いということを《DNA》とこいつは教えてくれた。

あとは「元々不利なターボ系のデッキにこれ以上苦しめられたくない」という切実な思いもある。《クロック》を採用すると相手の《大地》が《リリィ》を止めるトリガーに変わるのだ…

 

ラクルに《クロック》を採用したい場合は、リソース補給手段が充実している(トップ解決を求める必要性が薄い)トリーヴァ型にすると良いだろう。

note.com

私のそれより遥かに高いレートを記録した《リリィ》の構築記事。《リリィ》を使いたい方は読むことを推奨する。

ただ、《ホワイトグリーンホール》が殿堂したため今上記記事の構築を再現するのは難しいと思われる。

 

戦いやすくなる対面:赤青アウトレイジなど

 

カルマ・スタバック

 

f:id:chikanzya:20230718171009p:image

これを出せれば苦手なターボ系は止まると考え、何度も採用を検討した。しかし、こちらの呪文詠唱も妨害してしまうことや色が難しくデッキとしてまとまらなかった。

 

戦いやすくなる対面:ターボ系

 

イズモ

 

f:id:chikanzya:20230718171034p:image

光臨で踏み倒せるパワーカード。

リンク先がシールド追加能力を持っており、トリガービートとしての強さが更に高まる…と思ったのだが、シールド追加をしたい相手にゴッドリンクが間に合っておらず採用を断念。《スパイス・クィーンズ》を入れたらまた違うかもしれない。

強いカードであることは間違いない。

 

戦いやすくなる対面:中速のビートダウン

 

ミルク

 

f:id:chikanzya:20230718171111p:image

これを初動に据えるのであれば、もっと青マナが欲しい。

 

戦いやすくなる対面:なし

 

4コスト光臨サイクル

 

f:id:chikanzya:20230718171156p:image

f:id:chikanzya:20230718171205p:image

具体的には《アカダシ》と《ガラムマサラ》の2種。

《リリィ》にアクセスできる優秀なカードだが、《カリーナ》でも能力を使えるか際どいラインなのに4コストは重すぎる。現環境で使うなら《ミルク》は必須だろう。

環境のスピードが遅くなったら採用を検討できるかもしれない。状況によっては《ヴォスラディッシュ》より強い。

 

戦いやすくなる対面:コントロール

 

サトリラシャ

 

f:id:chikanzya:20230718171254p:image

役立つ状況が限定的すぎる。

《クロック》同様、相手の《大地》に利用されてしまう点も惜しい。

 

戦いやすくなる対面:なし

 

ノーブル・アデル

 

f:id:chikanzya:20230718171303p:image

生きた《ノーブル・エンフォーサー》。《イエス》をクロスすることでリキピ軍やアウトレイジを封殺する恐ろしいカードである。

除去耐性こそないが、ハマれば相手を詰みに追い込めるくらいの強さはあるだろう。ただやっぱり「受けるためにしか使えないカード」なので私は好まない。自軍に被害があるのもマイナス。

一度だけ《イエス》を2枚クロスして《祝門》をライブラリアウトさせたことがある。

 

戦いやすくなる対面:リキピ、赤青アウトレイジ

 

動画

 

youtu.be

 

雰囲気わかってもらえれば。