はじめに
19弾環境最後の構築紹介記事ということで、ガチ寄りのデッキを持ってきた。
聞いて驚け、ADにてプラチナ1まで上がりそのまま停滞したくらいの強さを誇るぞ(微妙では?)
構築
《憎悪と怒りの獄門》を使ったワンショットデッキ。
基本はコダマンマ(盾4)→ギャラガ→コダマンマ×2(盾1)→獄門(盾0)による擬似過剰打点5キル、対面次第では3ターン目に《キクチ》を出すことで更なる過剰打点形成も可能となっている。
《コダマンマ》シリーズ、《ギャラガ》共に実質ドローソースであるため非常に再現性が高い点が特徴、ただし常に死と隣り合わせなので取り扱い注意。そんなデッキ。
このデッキの特徴は《ライゾウ》と《メイ様》にやけに強いこと。《ライゾウ》には2コスト手札補充12枚体制からの《キクチ》、《メイ様》には《ボルカニックアロー》または《ボンスラ》を叩きつけることができる。
カード解説
ねじれる者ボーンスライム
僅か1コストで打点になったり相手の攻撃を受け止めたりしてくれる。
こいつのやる気次第で黒緑速攻を倒せたりするんだから面白い。
コダマシリーズ
自分のシールド1枚を手札に加える登場時効果を持つウィニー。3ターン目に出したい《ギャラガ》や《キクチ》を探しに行けるのが素晴らしい。
ガッツリ12枚採用している理由は2ターン目以降にも積極的に使っていきたいカードであるため。ただ、シールド0の状態だとバニラと化すので諸説。
ボルカニックアロー
自分のシールド1枚と引き換えに相手のパワー6000以下のクリーチャーを破壊する呪文。本デッキにおいては、シールド枚数を調節しつつ相手の殴り切りを防ぐ重要なカードとなる。
6000火力はなかなか強力で、前述の通り先1《メイ様》に鉄槌を下したり、《バゴーンパンツァー》や《4つ牙》でリソース補給を狙う相手を咎めたりできる。このピーキーなカードを無理なく採用できる点は間違いなくこのデッキの良いところ。
デュエマの鬼!キクチ師範代
「バルガライゾウ」だけでなく「MRC」など様々なデッキに刺さる強烈メタカード。
《キクチ》は優秀なカードだが、自身のマナブースト等も咎めてしまうが故「出した後どうする?」という問題がつきまといがちだ。このデッキはその問題に「シールドをリソースにして《獄門》を撃つ」と回答した形である。
デッキの強さはさておき、このアプローチの仕方は我ながら上手かったと思っている。
白鬼ギャラガ
3ターン目に出せる《バゴーンパンツァー》。弱いわけがない。
…何?1ターン目に出せる《4つ牙》がいる?それは問題だな…??
超次元シューティング・ホール
《獄門》が引けない時に役立つ1枚。《勝利のリュウセイ・カイザー》で相手の動きを鈍らせ、過剰打点を用意する動きをしばしばとる。「シューティングガイアール」の突破力も頼もしい。
アガサ天門などと戦うときはこのカードが非常に大切になるだろう。
憎悪と怒りの獄門
本デッキのエンドカード。
シールド0の状態で放つのが理想だが、「バルガライゾウ」あたりはシールドを0にせずとも貫けるので臨機応変に。
爆竜GENJI・XX
5枚目の《シューティング・ホール》。
トップの弱さが気になり投入した。
光姫聖霊ガブリエラ
《獄門》で勝ちきれなかった時の保険。
最初は4枚採用していたが、使わないことも多かったので3枚に減量。
各対面
レートを盛った構築というわけではないのでざっくりと。
共通
基本は盾を減らしての《獄門》フィニッシュ。
相手の攻撃でダイレクトアタックされないかは常に確認。特に《勝利のガイアール・カイザー》が何枚超次元ゾーンにいるかのチェックは必須。
《ガブリエラ》は速攻対面以外はマナに埋めても大丈夫なことが多い(添えられるにこしたことはないが)
《獄門》はできるだけハンドキープ。ただし、初手に来た時は埋めざるをえないことも。
バルガライゾウ、MRC
《キクチ》で足止めしつつ《ギャラガ》達で盤面と手札を整える。チャンスを見て《獄門》でフィニッシュ。
「バルガライゾウ」は盾が薄く事故も多いので明確に有利だが、MRCは相手の超次元呪文とシールドトリガーのご機嫌次第。
《勝利のガイアール・カイザー》を放置して《ミカド・ホール》の出力を弱めるなど工夫が必要になることがある。(後述する動画でプレミしている)
速攻系
優先して使うカードは《ボーンスライム》と《ギャラガ》、《シューティングホール》。ハンドキープするカードは《ガブリエラ》と《獄門》。5マナまで凌いで《獄門》でカウンターを狙う。
それなりに抗えるが、溜めるタイミングがしっかりしているプレイヤーに勝つのは難しい。
アガサ天門
《アガサ》を処理できる《シューティングホール》を抱えつつ展開、《獄門》でワンショットを狙う。
黒刃鬼
マナブーストに《キクチ》が間に合えば有利、そうでなければ厳しい対面。《メイ様》から入ってきてくれればカモることができるかも。
こちらが取る動きとしては「バルガライゾウ」や「MRC」と戦っている時とほぼ同様だが、ひとつ意識したいのは手札の枚数管理。《ガチンコ・ジョーカー》でエンドカードを抜かれると怠いのでハンドは最低3枚持っておきたい。
コンセプト的に《刃鬼》そのものは微塵も怖くないのウケる。
候補カード
ここらへん…かな?
実際に試したのは《デスマーチ》と《ジェニー》。
光マナを増やすなら《ガガ・アルカディアス》も一考。火の《コダマンマ》や《ギャラガ》、《ガブリエラ》に乗ることができる。
動画
おわりに
新弾発売前に紹介するデッキとしては少々色物すぎる気もするが、次の環境にも《ライゾウ》《メイ様》は健在のようなので(なんでだ...?)まあいいんじゃないだろうか。
面白いと思って頂けたら幸いである。
それでは、また次の記事で。