構築
その姿はさながら太陽の不死鳥のよう
概要
《パーフェクト・リリィ》と《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》を組み合わせたワンショットデッキ「リリィHDM」から《リリィ》を引っこ抜き、《ライオネル》を採用した構築である。
《リリィ》は非常に強力なカードだが、相手を妨害することに長けたカードではない。極端な話をすれば、フィニッシュしか出来ないカードである。
それに対し《ライオネル》は防御・リソース補給といったフィニッシュ以外の仕事を担うことが可能だ。着地できれば間違いなく《リリィ》よりも強い。
特に墓地ソースやドロンゴービートなどに対しては無類の強さを発揮する。(リリィHDMは墓地ソースが重いようなので、差別化ポイントとしては悪くなさそう)
楽しい
しかし《ライオネル》にも欠点は存在する。それは、早出しするために《ワテライオ》を採用しなければならないというものだ。
このカードが枠を食う都合、ハンデスや除去札を積むことが困難になっている。《ワテライオ》がそれらの比ではないくらい強ければ問題ないのだが、当然そんなことはないためデッキの総合力でリリィHDMに劣る。
真面目な話をすると、リリィHDMで良い場面が殆どだろう。皆もリリィHDMを使おう。(なんの意味があるんだこの記事…?)
立ち回り
《コアクアンのおつかい》からスタート。
手札を整えたら《ワテライオ》を出し、《ブータン両成敗》などで破壊する。
《ライオネル》が立ったら後はシンプル。盾追加やシールドトリガーで粘りつつ《HDM》に繋いで殴り勝つ。
構築解説
↑再掲
《おつかい》をきっちりと使いたいため水マナは気持ち多めの14枚。(本音を言えばもう少し欲しい。)そこから繋がる《ワテライオ》《ライオネル》はもちろん4枚採用。
味方破壊カードの定番といえば《学校男》だが、受け性能を高めたかったので今回は《ブータン両成敗》を選択。腐っても《死の宣告》なのでそこそこ信頼できるトリガーである。
《腐敗聖者ベガ》《龍聖大河L・デストラーデ》は優秀な耐久要員。この2体は《ライオネル》下でトリガーするため、《ライオネル》が出た後も強い。
特に《ベガ》は手札を酷使するターボデッキに突き刺さる強力なカードである。
《デストラーデ》は連鎖を活かしづらい構築であることもあって少なめの採用だが、その防御力はやはり目を見張るものがある。山札をゴリゴリ削る特性も《HDM》と噛み合っている。最後は《HDM》で退かせるからライブラリアウトの心配も少ないぞ(かわいそう)
異彩を放つ《イモータル・ブレード》はリキピを意識して採用したシルバーバレット。これがあればトリガークリーチャーや《ベガ》で進化クリーチャーを討ち取れるようになり、リソース負けしづらくなる。
使用感
キルターンの早いトリガーボルバルを使っている印象。
《ライオネル》下の防御力がえげつなく、楽しいことは間違いない。
速攻・ビートダウンに強く、ターボデッキに弱い。《ワルド・ブラッキオ》と《ナンバーナイン》が揃うと詰む。(ガチンコジャッジに強いので《刃鬼》には妙に強い)
動画
撮るかも
おわりに
ものすごく強いわけではないが、カード間のシナジーがある綺麗なデッキが作れたように思う。
新弾1発目の構築としてはそれなりなのではないだろうか。