ビクトリーをバカみたいに要求してくる恐ろしいデッキだが楽しさは保証する。
構築
概要
無色カードを中心としたビートダウンデッキ。
《リリン》または《プレリュード》から《イズモ》に繋ぎ、Gゼロ呪文・アタックチャンス呪文で堅実にアドバンテージを稼いでいく。
《クラフトヴェルク・イズモ》や《トリプルZERO》で《DNA》を盾に加えながら攻撃できるため、殴り合いに強い。
ディーヴォイズモヴェルクに《ゴッドウォール》をかけ、《スパーク》を仕込みつつ4点、次ターンに《槍》でトリガーケアしつつダイレクトアタックする動きは多くの速攻デッキに対する完全解答となる。
豊富なドローソースと《ゴッドウォール》があるためコントロールデッキに対しても有利。ライブラリアウトに気をつけながら盾を詰めるべし。雑に《ヨミ》を投げるだけでもかなりの圧をかけられる。
早期リリィHDMに対してもトリガーさえ踏ませれば十分切り返しが可能である。ただし、ミケランジェロHDMはこちらが先にライブラリアウトするので非常に厳しい。
苦手な対面は刃鬼などのターボデッキ。このブログ、いつもターボデッキに苦しんでるな…
先行《リリン》スタートでゴリ押せることもあるが、ターボデッキが流行っている時は使うのを控えたほうが良いだろう。
当たってしまったら除去耐性をつけたゴッドで殴り切ることを狙うしかない。《勝利のプリンプリン》を意識して手札にゴッドや《戦慄のプレリュード》をキープしておくと良い。(リンクすれば召喚酔いが解ける為)
総じて、不利対面こそあれど十分環境デッキと戦えるポテンシャルを持っているデッキだといえる…きちんと初動を引ければ。
初動が8枚しかない故事故が多発するため、それを許容できないと使うのは難しいだろう。
戦績
墓地ソース×3を粉砕しアリーナ5連勝、後にNDマスター到達を果たした。嬉しい。
カード紹介
リリン
本デッキの初動、前弾の相棒と名前が似ていてややこしいが可愛いので許すことにする。
このカードから始動した時の気持ちよさに魅了されてこのデッキを回していると言っても過言ではない。
ゲーム終盤も山札を削らないアタッカーとして重宝する。なんか気付くと山札が一桁になってんだよなこのデッキ…
プレリュード
初動その2、基本的に序盤は《リリン》に劣る。これでイズモを早出ししても次のターンリンク出来ないのがウケる(ウケている場合ではない)
このカードが活きるのは中盤〜後半。ビート相手に《クラフト・ヴェルク》を間に合わせたり、少ないマナでリンク速攻を実現したりできる。
《ギフト》と異なり0コストまで下げられるカードだが、《リリン》下だと《リリン》のテキストが優先され1までしか下げることが出来ない。
イズモ
メインアタッカー①、《リリン》から繰り出し《ゴッドウォール》をかけるのが黄金ムーブ。
早出しに成功した場合、優先して呼び出したいゴッドは右神《マッシヴ・アタック》。手札から如何に《ゴッドウォール》《ニヤリーゲット》《トリプルZERO》を連打できるかが肝となるデッキである都合、1ドローの価値が高いのだ。
ビート対面への詰め筋としても強力で、その際は《クラフト・ヴェルク》へのリンクが必須となる。《マッシヴ》《ヴェルク》共に右神なので両立出来ない点には注意。
《プレリュード》で3ターン目に召喚できるが、次のターンにリンク先を呼び出すことが出来ない問題を抱えていたりする。豚を優先しよう。
ニヤリーゲット
初動事故に怯えながらも無色で固める最大の理由。
《リリン》に添えて《イズモ》や豚を引き込む、アタックチャンス呪文を蓄える、《プレリュード》を溜め込みリンク速攻の布石とする等役割が多い。
メガギョロン
使い終わった《ゴッドウォール》や《トンギヌスの槍》を回収し、詰めを楽にしてくれる。
プリン
《キューブリック》や《ヴィルヴィスヴィード》で《イズモ》を退かされる展開を嫌ってピン投した。別に無くても良い。
《トリプルZERO》の発射台である。
ゴッドウォール
最強、場を離れないカードはやはり正義なのだ。
トリプルZERO
素のスペックはアタックチャンスを考慮しても強いとは言えないが、イズモリンク体や《ヨミ》がいるとタダでシールドを増やしつつ《フェアリーシャワー》を撃てるキチガイカードに昇華する。
守りを固めつつ次ターンのアクションを強化できる優秀なパーツだが、ものすごい勢いで山札を削るため、連打するとライブラリアウトで負ける。4積みでないのはそういうことである。
トンギヌスの槍
非常に堅実な強さを持つ。手打ちで使っても《ヨミ》で溶かせないクリーチャーを退かすなど最低限の働きをしてくれる。
しかし、やはり真価を発揮するのは豚から射出した時。各種ドローソースをフル活用し手札に溜め込もう。
連打すると気持ちが良いが、返しのターンに《四つ牙》などの除去しないとまずいカードが出てくることが予想される時はハンドキープする。
DNA・スパーク
《クラフト・ヴェルク》と組み合わせることで強固な壁を築き上げよう。一見マナに埋めるカード筆頭だが、ビート対面はこのカードのハンドキープが非常に大切になる。
《クロック》や《ホーリー・スパーク》と選択だが、《メガギョロン》で拾えることとシールド追加が便利なので私はこちらを選択した。ライブラリアウトが怖い人は《ホリスパ》でも良いと思う。
神人類ヨミ
《ゴッド・ウォール》をかけた時の頼もしさがヤバイが、基本的には「放置すると強くなる《二角の超人》」くらいのスペック。
《イズモ》をビートダウンに睨みを効かせるカードと解釈するなら、こいつはコントロールに睨みを効かせるカードといえる。《世紀末HDM》の除去に巻き込まれない点がポイント高め。リンク先とリンク後のスペックはビートメタっぽいけどまあうん
《リリン》→《イズモ》or《ブータン》→《プレリュード》で4ターン目に着地する神に相応しいインチキルートが存在する。《ニヤリー・ゲット》があるためわりと決まる。楽しい。
神聖牙UKパンク
メインアタッカー②、この構築では《ブータン》の姿で果敢に殴る。《UKパンク》として運用できたことは一度もない。
SNSにてこの枠を《インガ・ルピア》にした構築をしばしば目撃するが、おそらく豚にすると前寄せ、《インガ》にすると後ろ寄せになるのだと思う。
2枚を比較すると、豚は単体で完結しており継続してアドバンテージを稼げるカードという点で勝る。《リリン》から繋げて強いのはこちらだろう。《トンギヌス》を絡めてコストが近いクリーチャーを退かせるのもランクマッチ運用を想定すると頼もしい。《チャーマジュン》、《四つ牙》、《ロビー》などなど。
《インガ》は《ヨミ》の高速召喚や《イズモ》のリンク速攻を容易にしてくれる点が優秀である。終盤、山札を減らさずに殴れるカードという点も魅力的だ。
動画
関連リンク
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