はじめに
勝舞編ラストを締め括るデッキ紹介、やっていきます。
タイトルにもある通り、今回は「XX」。
《GENJI》だけが注目される、どちらかと言えば不遇なカード群ですが、ちゃんとテーマデッキとして強いんだよというところを見せていければと思います。
キーカード
XXと言えば《GENJI》というイメージを持っている方が多いと思いますが、今回の主役はこのカードではありません。
こっちですね誰だこいつとか言うな
ラッカ超次元が《アンタッチャブル》をばら撒く形にシフトしたことや《ダイヤモンド・カスケード》がNDでも台頭したことがいい例なのですが、15弾のビートダウンに求められていたものは瞬間火力ではなく場持ちの良いカードあるいは継戦能力のあるカードでした。
それならば、赤い《パーフェクトギャラクシー》と言っても過言ではないこいつが弱いわけが無いな?
構築
《パーフェクト・ストームXX》の力を引き出すには超次元呪文あるいはブラスター呪文の採用が必須ということで、チャージャー→超次元呪文→パーフェクトストームのマナカーブを徹底した構築に仕上げてみました。
パーフェクトストームを立てた後は追加で超次元呪文あるいは《ブラスター》を撃ち込むことで、展開しつつ除去耐性を維持することが可能です。
こんな感じです。突破される気がしないぜ!
特筆すべきはこのように「遅いデッキ」であるにも関わらず、《ホーガン・ブラスター》と《地獄スクラッパー》により赤白速攻とも戦えること。明確な不利対面ではありますが、無抵抗ではないというのがお気に入りポイントです。
本当は《サプライズ・ホール》と《ホーリー・スパーク》を有する光文明と組み合わせたかったのですが、上記の動きをするにあたって《エナジー・ホール》が強すぎたので泣く泣く断念しました。
対戦切り抜き
こういう動きをしますよという紹介をしていきます。YouTubeの対戦動画みたいな物だと思って下さい。
VS超次元コントロール
まずは《パーフェクトストーム》が輝くコントロールデッキとの対戦を紹介します。
《エナジーホール》で手札を多くキープしつつパーフェクトストームの準備をしている図。ちなみにパーフェクトストームは《XXチャージャー》で引っ張ってきています。
ちなみにお相手さんのデッキはネクラをベースに《クロス・アイニー》等火文明のカードがタッチされた4色構築。ミラーを意識しているのだと思われます。
お相手さんは《ボルシャリオ》で超次元呪文を持ってくる堅実な動き。《お清めトラップ》を回収しつつ《ギャラクシー》を展開してきました。
主役を出して迎え討ちたいのは山々なのですが、相手が墓地をリセットできる手札であることや《バルカディアス》が立つ前にシールドを削りたいことを考え《GENJI》を優先。
ただ、XXのパッケージを見せていなかった場合《ドラヴィタ》を優先されていたと思うので、パーフェクトストームは間接的に活躍したと言えます(本当か?)
ターンを返すと《グレイトフル・ライフ》でシールドを詰めてきました。《パーフェクトストーム》の処理が困難であると判断してビートダウンに移行してきたことが伺えます。
盾から出てきた《アクア・サーファー》、《キズナ・ブラスター》でそのまま殴り切って決着!
追記:ちょっと活躍が地味なので、同デッキタイプとのリプレイをもうひとつ紹介します。ちゃんとパーフェクトストームが機能した試合を貼らせてくれ!
除去呪文どんとこいの構え。普通であれば《ガードホール》で不利な睨み合いに持ち込まれてしまうところですが、
《ガードホール》を無効化し、《シューティングホール》で逆に盤面差をつけることが出来ました。
その後も展開を続け、無事勝利!
ちなみに展開する=除去耐性ストックが増えているに他ならないので、この時点では相当硬くなってます。
今回はありませんでしたが《バルカディアス》の着地を許してしまった場合もパーフェクトストームを維持しつつ《GENJI》や《サーファー》を待つ動きが取れるのも超次元ビートにない強みだと思います。
VS赤白速攻
不利対面ですが勝ち試合があったので一応紹介。とりあえず先攻を奪わないとお話になりません。
《XX・チャージャー》から始動。正直あまり強くないカードですが、VS速攻においては殴り返しあるいは特攻に役立つ《GENJI》を呼び込みつつマナを増やせる為便利です。
最近の鳥デカすぎて泣きそう(幸い《地獄スクラッパー》を踏ませて処理出来ました。)
その後はジョンチャブルで進化速攻を咎めつつ展開する構えを取りました。ここでお相手さんが投了したのですが、ゲームが続いていた場合《スパーク》以外は絶対にケアする気持ちで盤面を作ります。覚醒ボルシャックを作るのが理想です。スパークもある程度ケア出来ます。
VSドロマー天門抜き天門
《白騎士ゲート》で《ミルザム》や《エルドラード》を出す厄介極まりないデッキとの対決です。
チャージャーから《エナジーホール》に繋ぎ、キルタッチャブル+《パーフェクトストーム》を展開。《アクア・バースター》等を無効化しつつ両覚醒を狙っている動きですね。《キル》の覚醒が安定するのもパーフェクトストームの良いところなのかもしれません。
出てくるであろうブロッカーは《GENJI》で見据えています。
案の定《ミルザム》が出てきたので《GENJI》で特攻。そのまま攻撃が通って勝つことが出来ました。
盾次第では返されていましたが、この時点で《デーモン・ハンド》や《アクア・サーファー》であれば無効化できるので意外と強固な盤面だったりします。サイズの大きい《アンタッチャブル》がいたら強いなと思ったことはありませんか?パーフェクトストームはそういうカードです。
VS黒緑B・ロマノフ
最後に前シーズンで華々しい活躍をした「B・ロマノフ」との対戦をピックアップ。《ジョンジョ・ジョン》というメタカードこそありますが、速度勝負になりがちなので有利ではありません。
先攻スタート、とりあえず3→5の基本ムーブ。
Oh
《ヴァーズ》着地前に除去される儚い《ジョン》。ですが、相手が後手に回っている状況なので諦めずに展開していきます。
ジョンを再展開し《パーフェクトストーム》で攻撃。《パーフェクトストーム》は《デスドラ》に無力なので、泣きそうになりながら殴っています。
ちなみに殴った理由としては、まだ墓地が2枚しかなく《ダチュラ》で《ジョン》を取られない今がチャンスだろうと判断した為です。《デス・サークル》が2枚見えていたこともこの決断を後押ししてくれました。
その後、《ナチュラル・トラップ》で《ジョン》が退場させられますが、キープしておいた《GENJI》でシールドを割り切り。
《デスドラ》で切り返されることが予想されますが、トップ《GENJI》あるいは《ブラスター》で決着です。
《パーフェクトストーム》を引いた場合も、相手のメテオバーンが枯れているので概ね勝てると判断。相手はマナを失っているので《Bロマノフ》+《デスマーチ》も2体目の《デスドラ》も出せません。
無事《パーフェクトストーム》を引いて決着!
一部カード紹介
シューティング・ホール
スクショ集にも一度登場していましたが、これは《ディアボロス》を強く意識しての採用です。
《パーフェクトストーム》で《ガードホール》を耐えたはいいけど、結局動けないという問題を解決するための1枚ですね。
パーフェクトストームそのものを強化する《デュアルスティンガー》も魅力的なんですが、パーフェクトストームの前座になれる点を考慮するとこっちがいいのかなと思います。
キズナ・ブラスター
《パーフェクトストーム》を除去耐性を与えた上で踏み倒したり、《GENJI》で奇襲したり。
枠がなくてピン投…なのですが、パーフェクトストーム3ブラスター2の配分でも良かったかもしれません。
ホーガン・ブラスター
あくまでも速攻デッキに一矢報いれるブラスターとしての採用です。天門抜き天門ほどのデッキパワーは無いので、手打ちはほぼしません。
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
「XX」の底力、楽しんで頂けたら幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
余談
当初は《G・アイニー》、《クロス・アイニー》を入れた上で《GENJI・ブラスター》を採用していました。
強くはありませんでしたが、G・アイニーで《パーフェクトストーム》を増殖させたり出来てこれはこれで楽しかったです(デザイナーズコンボだったことにようやく気付いた)