前原メモ

あまり役に立たないゲームブログ ほぼデュエプレ

【デュエプレ】霊騎幻獣ウルコスは何故強いのか?

はじめに

コモンのくせに最新弾最強とも称される霊騎幻獣ウルコス先生。

 

実際、様々な環境デッキのスタメンを担い、ランクマッチの常連と化しています。私はもうコイツを見たくない。

 

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顔がもうエリートだもんな。弾け山のラルビンが泣いてるぞ(失礼)

 

しかし、スペックそのものは《青銅の鎧》に毛が生えた程度で、ぶっちゃけ地味です。おそらく、デュエプレをプレイしていないDMPにこのカードを見せても「え?そんなに強いの?」と言われるでしょう。

 

今回は、ウルコスが何故強いのか。自分の言葉でまとめてみようと思います。

 

※相互ブロガーのミケガモ様の記事を見て書いてみたくなりました。リンクはこちら

 

mikegamo.hatenablog.com

 

(内容被りしているところあります。ごめんなさい)

 

その前に

 

「様々な環境デッキのスタメンを担い」と書きましたが、具体的に何に採用されているのか書き出しておきましょうか。

 

ゲオルグ天門

ドリームメイト

ツヴァイランサー

アポロヌス・ドラゲリオン

グレートメカオー

5cカチュア

赤黒ドラゴン

撃滅コン

ドルバロム

ダイヤモンド・ブリザード

各種速攻

(赤字がウルコスが採用されているデッキ)

 

強い訳①:そもそも《青銅の鎧》が強い

 

私は先程《ウルコス》のことを「青銅に毛が生えた程度で地味」と書きましたが、イコール「青銅が弱い」ではありません。3マナで手札を減らさずにマナを伸ばし、盤面に生き物が1体残る。《青銅の鎧》は堅実にアドバンテージを稼ぐとても良いカードなんですよね。

 

 

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(DM界にはこんなカードもある)

 

《ウルコス》は元々強かった《青銅の鎧》をよりハイスペックにしたカードなので当然強い!というのが一つ目の理由です。

 

ちなみに、強いはずの《青銅》がイマイチ活躍できていなかった理由は、大きく分けて二つあると思っています。その理由は後術します。

 

強い訳②:相性の良いカードが多すぎた

 

このカード、さすがに友達が多すぎる…

 

3→5の流れを作れるカードだけでも

 

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これに始まり

 

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これとか(バイオレンス・サンダーに繋げられるのは多色であるウルコスの特権)

 

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これとか(SRばっかりだな…)

 

更に、もう少し上のコスト帯を見ると、

 

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お馴染みの奴らが控えています。胃が痛い。

 

《青銅の鎧》に足りないものの一つは相性の良いカードです。《青銅》は《鼓舞の化身》くらいしか友達がいない…

 

強い訳③出来ることが多すぎた

 

この項の内容は、正直②と被る面があります。ご了承ください。

 

突然ですが、デュエプレでよく使われている闇の初動といえばなんでしょうか?

 

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そう、《ロスト・チャージャー》ですね。《グールジェネレイド》や《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》、《ドルバロム》等を墓地に落とす為によく使われています。非常に強力なカードですよね。さて、このカードは何故強いのでしょうか?

 

それは担える役割が多いから。

 

このカードがマナ加速と墓地肥やしを一手に引き受けてくれるからこそ「ゲートサファイア」や「ドルバロム」は頑丈なデッキとして成立しています。

 

仮にこのカードの枠が《青銅の鎧》になっている「ゲートサファイア」があったらどうでしょうか。《サファイア》を墓地へ送るカードを別に用意しなければならないので、どうしてもデッキパワーは落ちてしまいます。

 

基本的に役割が多いマナブーストは強いのです。チャージャーが強いのはそういう理由ですね。

 

話を《ウルコス》に戻します。《ウルコス》もまた、非常に多くの役割を担えるカード※。ざっと挙げてみると、

 

マナブースト(一番の仕事)

《パンダネルラ将軍》の進化元

《キングダム・ゲオルグ》の進化元

《アガピトス》の射出対象

《アガピトス》下でタップキル要員(最低限のパワー有)

自然・光マナ要員etc...

 

出来ることが多すぎる...そりゃ採用されるよ…

 

《青銅》が使われないもう一つの理由がコレです。《青銅》は基本的にマナブーストしか出来ないので、汎用性で大きく《ウルコス》に劣ってしまっているんですよね。

 

…《ウルコス》も能力だけ見たら《青銅》と変わらないんですけどね。種族、文明の大切さを改めて感じます。

 

※《ロスト・チャージャー》《ウルコス》は、マナ加速以外の役割を持つ初動という点で共通していますが、性質は大きく異なります。

 

《ロスト》は、単体で複数の仕事を行えるカード。《ウルコス》は他のカードと組み合わせることで《ロスト》以上に多くの仕事を行えるカードと言えます。

 

ちなみに紙のデュエル・マスターズには、両方の特性を併せ持つ壊れカードが存在しているみたいですね。

 

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おかしいって

 

強い訳④:複合文明が光だった

 

光複合だったのが問題だった。私はそう考えています。

 

仮に《ウルコス》が自然と闇の複合だったらここまで強くなかったと思うんです。

 

何故かこいうと、《アガピトス》の存在は勿論なのですが、もう一つ理由があります。それは光のトリガーの質の高さ

 

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大正義《ホーリースパーク》に始まり、

 

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《パンダ》などで使われる《バリアントスパーク》

 

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ゲオルグ天門の核《ヘブンズゲート》

 

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盤面リセットの《アポカリプスデイ》、などなど…

 

初動を《ウルコス》にすると、これらの強力シールドトリガーが自然に積めてしまうんですね。

 

なんなら、受けを強くすればするほど初動が安定するまである。多色の初動は本来使いにくいハズなんですが…

 

そりゃドリームメイト硬くなるよ(涙)

 

ウルコスの今後について 

 

優秀な初動として当分活躍し続けることになると予想しています。

 

相性の良いカードは今後も沢山登場する筈ですので、「3ターン目にマナ加速するデッキは遅すぎる」環境に固まりでもしない限り姿を消すことはないでしょう。《ウルコス》よりも強い白緑の初動が出るのであれば話は変わりますが、さすがにそれはインフレがすぎるんじゃないかなぁ...

 

私は近いうちにアークセラフィムの進化クリーチャーが来るんじゃないかなと思っています。《ソルダリオス》とか来そうじゃないですか?

 

終わりに

 

ウルコス、聞け。

 

お前は間違いなく生まれながらの勝ち組だ。

 

様々な大手企業から声がかかっているその姿を見ると、眩し過ぎて目が痛む。

 

お前はこれからも、素晴らしい人生を歩んでいくだろうさ。

 

しかし、その陰で何通もの不採用通知を投げつけられている者が居ることを忘れないで欲しい。

 

その中の一人がこれを書いている私「せんうた」だ。ウルコス、私に謝ってくれ。お前は何も悪くないが、それでも謝ってくれ。

 

...もっと安定した仕事をしたいぜ。