前回
言祝し編。ゲームオリジナルの羽入の過去を描いた物語です。
異色とも言える本シナリオをようやく読み終えたのですが、
そんなに面白くなかったかな...
許してくださいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!
ここまでずっと感想を書いてきたので今回も以下にその訳を綴っていきますが、私個人の感想なので意見が異なる方は適当に流してもらえれば幸いです...
まず、世界観に着いて行くのが大変でした...
このシナリオ、本編とはうって変わって「異能バトル物」の要素が強いんです。私は本編のイメージが染み付いているゆえに最後まで適応できず。
また、このリンクを読んでいただければと思うのですが、独自の設定が多数存在します。
...それを冒頭、そしてシナリオの要所要所で戦闘シーンと共に一気に叩き込まれるのですが、私はもうジジイなので引き込まれるより疲れが先行してしまいました。序盤ぶっちゃけ眠くて、羽入が裸になって水浴びするところで目が覚めた。エロは正義
ただ、好きな人はとことん好きな話なんじゃないかなと思います。
次に、サウンドノベルと戦闘シーンの相性の悪さがテンポの悪さに繋がってしまっていた印象を受けました。これはライター次第なのかもしれませんが豊富に盛り込まれた戦闘シーンに爽快感がないのは勿体無いなと。本編にも圭レナや夏チサの戦闘シーンはありましたが、あれはクライマックスだったからこそ映えたんだなぁ...
あと、シリアスなシーンで「ガアアアアアアアアア」「うおおおおおおおおおお」とかを連呼されるとンンッwwてなる。彼岸島じゃないんだから。まあそれをいったらゥオェネングァイィィィィッッッッーーーーー!!!!!もなんですけど。ひぐらしは声なまじ優さんの演技がすごいから余計にシリアスな笑いを生み出してしまう
最後に、根本的なところなんですが、ジェダ=羽入が桜花に討たれた直接的な理由が(最後には理性を取り戻したものの)羽入が鬼化して暴走したからというのがどうにも府に落ちませんでした。本編では、「他人を疑い罪を押し付け合う人間を救うために自身が人柱になることを選んだ」と説明されていたはずなのですが。この話だと「自分の引き起こした惨劇を償うため(これ以上の被害を出さないため)死を選んだ」感が否めません。うーむ、なんとも...
しかし、良かったところも勿論あります。
一番はやはりジェダと陸の絡み。
私は古手陸というキャラクターを侮っていました。前原圭一と入江京介のハイブリッドじゃねえか!!!!まじでキャラ濃すぎて草しか生えませんでした。昭和58年6月にいたら間違いなくソウルブラザー入りしていたであろうキモさ。っていうか、梨花ちゃんはあの血を多少なりともひいているのか...
結婚、そして出産を迎えるにあたってのジェダの葛藤も見逃せません。非常に難しい立場にいるジェダの複雑な心情がとても丁寧に描写されており思わず感情移入してしまいました。
そして、そんなジェダを優しく支える陸がかっこいい。変態でも決めるときは決めてくれるところはまさに「ひぐらし」の男キャラクターって感じでした。
「羽入」というキャラクターの掘り下げもよかったですね。
昭和58年6月の羽入が独特の言葉遣いをしている理由、料理が上手なわけ。甘いものが好きなのはどうしてか、いやらしい変な巫女服を着ているのは何故か?その辺の謎が全て描かれていて面白いです。
...こうしてまとめてみると、そんなに面白くなかったかなとは言いましたが羽入入浴シーン〜陸が亡くなるまでは面白かったですね。日常パート万歳。
そんな感じで!
次は「アウトブレイク」観ようかなと思います。アニメだとよくわからなかったから改めて向き合ってみたいです。
神様が出るっぽいので「ひぐらし業」を考察する上でヒントになるかもしれませんしね!(そうか?)
余談
このシナリオをやると、あぅあぅ言ってる羽入 が恋しくなっちゃいますねw
「羞晒し編」で羽入の声が聞けた時、思わずスクショしてツイートしてしまいましたw
次回