前原メモ

あまり役に立たないゲームブログ ほぼデュエプレ

小畑健展に行ってきました!

"小畑健展"とても良かった!

何をかくそう、私はDEATH NOTE、ヒカルの碁、バクマン。の大ファン。特にデスノートへの思い入れは強く、コロコロコミックしか知らなかった私を少年漫画の世界に引き込んだ作品は紛れもなくコレです。

情報解禁当初から、「これはいかねば!」と思っていました...!

 

小畑健展は東京千代田区の3331 Art Chiyodaにて開催。

 

久しぶりにUDXでも眺めていくか、ということで秋葉原から向かうことにしました。私は都会慣れしていないので迷うんじゃないかと若干不安でしたが、割とすんなり辿り着いてほくほく。


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入口の看板を見るだけで期待が高まる。

上手い絵は数あれど、美麗という言葉がここまでしっくりくる絵はそうそうないと思っています。

何が他と違うんでしょうね。一本一本の線が生き生きしているとでもいうんでしょうか...

 

入場して最初に目に飛び込んできたのはヒカルの碁の世界。

掲載順に生原稿がずらりと展示されていました。家にまとめて置いてある単行本と、その中身を思い出します。

「ああ、あれはこれが元になって出来ているんだな...すごいな...」

わかりきっているのに改めて声に出してしまいそうなほどに美しいイラストの数々。

小畑先生の絵は非常にリアルなタッチで、特に背景や小物なんかは写真なんじゃないかと思うカットもちらほら。しかし、こうして生原稿を見るとうっすらと見える青シャー(下書き)や細かく貼られているスクリーントーンがはっきりと「人の手によって描かれた」ことを示していて、なんかもう、尊い...ですよね...。

 

嬉しかったのが、1巻のイラストから順番に展示されていたこと。ヒカ碁を読んだことがある方ならわかると思うのですが、この作品はヒカルの成長に比例して絵柄がリアルに変わっていくんですよ。ガキンチョだったヒカルがあんなイケメンになるとは思いませんよねぇ...

思う存分比較ができて楽しかったです。


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成長したヒカル、超絶仕事できそう。

 

あと本当にどうでもいいんですけど最初サイのこと女性だと思ってました

 

 

ヒカ碁エリアを抜けると大本命デスノートワールド。

 

「これが"新世界"か...」

 

思わずそう呟いてしまったものです(嘘)

 

デスノートは人物の書き込みは勿論、ヒカ碁以上に背景や機械、小物の作画が素晴らしいなと改めて思いました。

これを週刊誌でやっていたのだからヤバイですよね。どういうペースで描けば〆切に間に合うんだ。(ただ、"小畑健インタビュー"を読むと、小畑さんはこういう路線が得意なのだとわかります。)

 

本作品を語るにあたって切っても切り離せない「死亡シーン」や「死神デザイン」も個別にまとめられていました。

死亡シーンは"あやつり左近"をはじめとする別作品と比較できるように作られており、一口に死といっても様々な見せ方があるんだなと感心。デスノートは出血等のグロテスクな描写が殆どないから子供の頃の自分でもスイスイ読み進められたんだなと改めて実感しました。

 

死神のデザインもやはり凄い。小畑さんのクリーチャーセンス(?)に惚れ惚れするしかできません...


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間違いなく気持ち悪いのに、どこか愛嬌があるんですよね。このコーナーを見てる時に引いてある線より前に出ないで下さい!と注意される。本当すみません

 

他にも、Lの死亡シーンや月の最期など、当時痛いほど目に焼き付けた名シーンを生原稿で再び見ることができて感無量でした。神!!!

 

続いてバクマン。

バクマン。の「。」ってなんやねんと思われる方もいるかもしれませんが、最後の「。」込みでタイトルなんですよね。

 

デスノートと比べるとデフォルメな絵柄でまとまっており、大きく作画を崩したギャグシーンも多い本作。こちらはヒカ碁の逆で、段々とデフォルメが効いた絵になっていきます。小畑さんの引き出しの多さには驚かされます。

 

"PCP"をはじめとする劇中作もじっくり見ることができて面白かったです。

 

ただ、やはり自分はデスノートの絵柄が断トツで好きなので、バクマン。ゾーンはわりとざっくり見て終わりました(

 

最後に、ジャンプSQ作品"プラチナエンド"コーナーへ。

 

前述の3作品程の知名度はないであろう作品ですが、はっきり言います。

見ていて一番すごいと感じたのはこのコーナーでした

私は時間の都合上若干駆け足になってしまいましたが、これから行かれる方は時間をたっぷり取り、このコーナーを隅から隅まで見るべきだと思います。

というのも、壁一面にラフ絵、下書き、ペン入れ状態絵、完成イラストがズラリと並んでいるのです!こうやって作品が産み出されているんだ、というのを肌で感じることができること間違いなし。

また、デジタルならではのエフェクト?をふんだんに使っている為、ここまでの作品とは雰囲気がまた違うんですよ。

 

もっかいしっかりと目に焼き付けたい...(涙)

 

ひととおり展示作品を観賞したあとは物販コーナーへ。

 

あまりお金を使うわけにもいかなかったのでデスノートのクリアファイルだけ購入しました。デスノート型スマホケースが欲しかったなあ。

ちょっと笑ってしまったのが、小畑健キャラTシャツ。ヒカ碁Tシャツはまだしも、月が逝くシーンのTシャツは笑う。どういう場面で着るんだそれ。

しかもレジ店員さんの殆どがそれを着用しているもんだから腹筋が破壊しかけました。


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ここですね。「ドクン」のコマ。

真面目に漫画読んでると複雑な気持ちになるシーンなんですけどね…MAD動画等の影響で1シーン切り取られると駄目ですね(

 

というわけで、小畑健展の記事でした。

すごく充実した時間を過ごせたので、ちょっとでも興味がある方は是非足を運んでみてください。

ではでは。

 

P.S.日高屋はやっぱうまいなぁ。沼津付近にはないからなぁ。

 

https://nevercomplete.jp/